第2回  「鷺沼プール跡地問題」

 鷺沼プール跡地の福祉ゾーンは小規模で多機能な高齢者サービス拠点として、平成18年には建設工事にとりかかっているはずでしたので大幅な計画の遅れです。
 国が新たな介護保険制度のなかで、認知症高齢者や一人暮らし高齢者を施設に閉じ込めるのではなく、できるだけ住み慣れた地域で生活が継続できるよう、「通い」を中心とした施設の利用、さらに24時間対応型の訪問介護の充実といった新たなサービス体系を創設し、これを「地域密着型サービス」と称しています。
 「地域密着型サービス」では、中重度の要介護者が入所する特別養護老人ホームは、定員が29床以下の小規模特別養護老人ホームとして整備されることになりました。
 建設費用については、国からの補助はなく、その上、市の補助金も定員がベースですから相対的に大幅に減り、法人の自己資金と借り入れにより大きく依存するようになってしまったのです。 さらに、収支状況等に関する前例がないこともあり、職員配置、設備、資金計画などについて見通しが見えないのが経営上の大きなネックとなっています。

 入所者にとっても、困ったことには、原則個室ユニットとして小規模特養は整備をされますので施設建設費用の償還が入所者に居住費、管理費といった名目で転嫁されてしまうのです。
 特養やケアハウスの自己負担額が、サービス内容によっては、1ヶ月に20万円をこえ、有料老人ホームとかわらない実態もあるのです。
 「地域密着型サービス」の対象者は、原則として川崎市民に限定されます。
 ですから、市の予算で施設の運営助成や利用者の負担軽減策を積極的に検討すべきです。
 私は、議会でこれまで頻繁に提言してきました。今後とも関係局と協議を詰めて参ります。