①地域の安全・安心まちづくりについて
織田勝久 委員
私は、一問一答方式で、1番目、地域の安全・安心まちづくりに関連して市民局長と建設局長に、2番目、障害のある子どもの放課後の生活の場、活動の場に関連して健康福祉局長と市民局長に、3番目がコミュニティ交通環境整備事業に関連してまちづくり局長に、4番目、下水道事業費用のうち管渠費に関連して建設局長にそれぞれ伺います。
地域の安全・安心まちづくりに関連してでございますが、川崎市安全・安心まちづくり推進協議会が昨年10月に設立されました。現在、行政区ごとにも安全・安心まちづくり推進協議会の設立が進められ、今月中にすべての行政区に設置がされるというふうに聞いております。宮前区でも6日に設立されました。本年度予算をいろいろ拝見しますと、市民費防犯対策事業費で約600万円計上されておりますけれども、そのうち防犯活動用消耗品購入費の約470万円の内訳について市民局長に伺います。
髙阪三男 市民局長
防犯対策事業費についての御質問でございますが、本予算は、自分たちのまちは自分たちで守るを合い言葉に実施されている地域防犯パトロールなどの活動を支援するため、防犯ベスト、腕章、のぼり旗などの経費でございます。また、それぞれの地域特性により必要な物品も異なるものと考えられますので、市及び区の安全・安心まちづくり推進協議会の御意見を伺いながら必要な物品を購入してまいりたいと存じます。以上でございます。
織田勝久 委員
さらに、区役所費の協働推進事業費に5つの行政区で安全・安心まちづくり関係予算が計上されております。予算計上されている行政区とそうでない行政区がありまして、さらに、計上された行政区においても予算額に違いがあります。また、市として防犯対策を推進する上で、市民費としては防犯対策事業費、区役所費としては協働推進事業費がそれぞれ予算化をされているわけであります。それぞれ別々に予算計上されていることについて、その区分や区別の基準について基本的な考え方を市民局長に伺います。
髙阪三男 市民局長
防犯対策事業費の予算についての御質問でございますが、市民費の防犯対策事業費につきましては、市域全体の総合的な防犯対策を推進するために必要とされる予算を計上してございます。また、区役所費の協働推進事業費につきましては、区役所の自主執行予算でございまして、地域課題解決に向けて地域住民と協働して取り組むことを目的としており、安全・安心まちづくり関係予算につきましても、それぞれの区役所の判断により執行されるものでございます。以上でございます。
織田勝久 委員
安全・安心まちづくり推進協議会の所掌事項について、市の安全・安心まちづくり推進協議会の要綱では防犯を主な目的としているわけでありますけれども、行政区ごとに設立をされました区の安全・安心まちづくり推進協議会の所掌事項については、防火や交通安全など防犯以外も対象としている協議会がございます。特に防災については、本市の地域防災計画では、自主防災組織が地域防災のベースとなっているはずでありますが、6日に設立されました我が宮前区の安全・安心まちづくり推進協議会では、防災に関することも所掌事項として入れられております。特に防災を所掌事項にしていることへの整合性についてどのように考えておられるのか、市民局長に伺います。
髙阪三男 市民局長
安全・安心まちづくり推進協議会についての御質問でございますが、川崎市安全・安心まちづくり推進協議会は、市民に身近な地域で発生する空き巣、ひったくりなどの犯罪を防止することを目的として設立したものでございます。また、区における安全・安心まちづくり推進協議会は、地域の犯罪を防止するだけではなく、地域の人々が安全で安心して暮らせるまちづくりを目指し設立されたものでございますので、各区の実情に応じてその取り組み内容が異なるものでございます。
3月6日に設立をされました宮前区安全・安心まちづくり推進協議会におきましては、防犯はもちろんのこと、交通安全、防火、防災を初め、放置自転車対策や路上喫煙防止などの身近な環境整備の分野までを所掌事項として区民・事業者・関係団体・警察・消防・行政が互いに連携協働して取り組んでいくと宮前区長から伺っております。以上でございます。
織田勝久 委員
前回の定例会で警察署、交番以外に地域に防犯拠点をふやしていく必要性を、他の自治体の防犯ステーションの例を参考に指摘させていただきました。市及び区に安全・安心まちづくり推進協議会が設立されましたので、今後の防犯拠点の設置のあり方と区予算の活用のあり方について、本市としての考え方をお伺いいたします。
髙阪三男 市民局長
防犯拠点施設についての御質問でございますが、安全・安心まちづくり推進協議会を主体に地域防犯活動が実施される中で、防犯拠点施設の設置要望が高まれば、そのあり方等について検討してまいります。なお、その際には予算等につきましても、区予算も含め、関係局と協議をしてまいりたいと存じます。以上でございます。
織田勝久 委員
今回の協議会を拝見させていただきましても、地域のさまざまな団体、組織といいますか、まちづくり推進組織といいますか、非常に網羅していただいている。そういうことについては、非常にその意義はわかるのでありますが、ただ、いろんな方が集まっていただいて、逆に責任の所在が非常にあいまいになってしまう。「赤信号みんなで渡れば怖くない」じゃありませんけれども、何かそういうような危惧を正直感じるわけであります。
実際、防犯の視点につきましても、いろんなところで議論がされて、またこの議会でもいろんな委員から質問がございましたけれども、とにかく議論するよりも一つ一つ危険な箇所を確実につぶしていく、そういうことが大切だということが各界の防犯の専門家の明確な意見、アドバイスでありまして、とにかく実際に行動に移していただくということが本当に大事なんだという気がいたします。それから、特に防犯につきましては、具体的に警察官の数をふやすとか、また警察官のOBを活用するとか、やはり素人が防犯でできる部分、できない部分がどうしてもあると思いますので、そういう意味ではぜひとも区予算等を十分に活用して、またお隣の横浜の例などもぜひ参考にしていただいて、具体的な予算化、行政区ごとに合った予算化をしっかりやっていただきたいなと思っております。
それからもう1点なんですが、地域の防犯問題は私ども議会にとっても大変重要な課題だと認識をしておりますし、日常的な地域活動の中でいろんな相談を受けるわけでありますけれども、ただ残念ながら、安全・安心まちづくり推進協議会に関しましては、議会での十分な議論がなされたのか。逆に情報提供も含めてもっともっと私ども議会と連携していただけるといいのかなと、そういうことを要望させていただきたいと思います。
次に、地域の安全に関連しまして、あんしん歩行エリア整備事業についてお伺いをいたします。平成17年度に市内8地区の整備計画が策定され、第1次対策事業が平成19年度に完成とのことであります。交通安全対策の視点での事業で、整備期間中の計画変更はないとのことですが、整備計画が策定されて以降、大幅な指定地区内の土地利用の変更があった場合の対応について建設局長に伺います。
土田勲 建設局長
あんしん歩行エリア整備事業についての御質問でございますが、現在、本市では市内8地区を対象といたしまして、交通事故件数の2割から3割削減を目標とするあんしん歩行エリア整備事業を実施しているところでございます。この事業につきましては、道路管理者及び交通管理者が市民の皆様と連携しながら平成17年度に計画を策定したものでございます。
今後、指定地区内におきまして、周辺の交通量の増加が著しく、安全対策が必要とされるような大幅な土地利用の変更が生じた場合には、その利用状況を見据えながら、あんしん歩行エリアの整備と並行しつつ、総合的な交通安全対策について交通管理者と十分な協議を行い、交通環境の改善に向け取り組んでまいりたいと存じます。以上でございます。
織田勝久 委員
建設局長から大変前向きな御答弁をいただきましたので、地域の用途の変更、また土地利用の変更があった場合に、さまざまな施策の上乗せをぜひお願いしておきたいと思います。
②障害のある子どもの放課後の生活と活動の場について
次に参ります。障害のある子どもの放課後の生活と活動の場に関連いたしまして、健康福祉局長、市民局長にお伺いをいたします。ほかにも何名かの委員からも質問がございましたが、障害児タイムケアモデル事業がいよいよ4月から実施をされる。障害のある中高生の支援施策として、もちろん基本的には歓迎するものであります。デイサービス事業所や小学校等の教室等でまず中高生の障害児を預かる。そして社会に適応する日常的な訓練を行うことを目的として国は示しているわけでありますが、本市の場合、こども文化センター内の旧留守家庭児クラブ室を使用するというふうになったということでありますが、この経緯について、また現在、こども文化センターを利用している子どもや親たちとの施設利用の競合の懸念、そういうものはないのか、健康福祉局長に伺います。
井野久明 健康福祉局長
障害児タイムケアモデル事業についての御質問でございますが、平成18年度の実施に際しましては、こども文化センターを含め、既存施設の有効活用の観点から関係局と十分協議を行いまして、結果として6カ所のこども文化センターの一室を使用することとしたところでございます。なお、これらのこども文化センターにつきましては、事業を実施していく上での利便性と現在利用されている方々への影響を考慮し選定したところでございます。また、本事業につきましては、障害のある中高生に豊かな放課後を提供することを目的としていることから、利用者の障害特性に応じた支援体制を確保いたしまして、こども文化センターの利用に支障がないよう配慮しながら支援に努めてまいりたいと存じます。
なお、平成18年度はモデル事業として実施してまいりますので、本格実施に向け、こども文化センターの運営団体等の御意見も伺いながら運営方法等の検証を行うとともに、実施場所につきましては、こども文化センター以外に養護学校等の施設利用につきましても検討してまいりたいと存じます。以上でございます。
織田勝久 委員
モデル事業ということでございますから、本年度の推移を十分に見きわめさせていただきたいなと思っております。
こども文化センターの現場のスタッフから、障害児タイムケアモデル事業についてどうも十分に情報が行き渡っていないという不満の声が聞かれるわけであります。タイムケア事業の運営主体がこども文化センターの運営主体とは異なる、さらに使用スペースも限定されるとはいえ、こども文化センターの建物の一室を使用しての事業であります。また、障害のある子どもたちでありますから、部屋の外にも出たり入ったりと、そういうことも当然予想されるわけでありますが、タイムケア事業を利用する子どもたちと例えばこども文化センターの職員が顔を合わせてもこれは無視ができない、自分たちは関係ございませんということにはならないと、そのような現場の声もございます。こども文化センターの運営との連携について市民局の対応を伺います。
髙阪三男 市民局長
こども文化センターについての御質問でございますが、こども文化センターはゼロ歳から18歳の児童を主たる対象とした児童館でございますので、障害児であるか否かを問わず、すべての児童に利用していただき、遊びや行事などを通じ、情操豊かに仲間づくりを図るなど、児童の健全育成を積極的に推進することを目的としております。
障害児タイムケアモデル事業の実施に当たりましては、指定管理者に必要な情報提供を行ってまいります。障害児タイムケアモデル事業には、専任の指導員が配置されるとのことでございますので、指導員とこども文化センター職員が必要な連携を行い、より一層の事業の推進が図られるよう期待しているところでございます。以上でございます。
織田勝久 委員
今御答弁いただきましたように、障害児と健常児を分けるといいますか、ある種隔離というんですか――今そういう言葉がいいのかどうかあれですが、そういうことよりもむしろ健全育成ということで、健常児の子どもたちと一緒にということは非常にいいことだと思いますので、ぜひこども文化センターとの連携をしっかり御検討いただきたいなと思います。
先ほどのやりとりの中で、障害児タイムケア事業委託事業者への障害児の研修等、専門性を高めるということに力を入れるという御答弁がございました。わくわくプラザについてでございますが、実はわくわくプラザも障害児の利用が大変ふえているわけであります。率直に、わくわくプラザでの障害児の受け入れの体制は本当に今のままでいいのか、不安に思うところがあるのでありますが、いずれにしても、職員、臨時職員の専門性を高めていく必要があるだろうと思うわけであります。わくわくプラザでの障害児の受け入れ体制の改善に向けた取り組みについてお伺いをしておきたいと思います。障害児研修の今後のあり方、それからさらに、重度の障害児を実際に受け入れている実態がありますから、やはり施設整備ということも欠かせないと思うんですが、その2点について、今後の対応について市民局長にお伺いいたします。
髙阪三男 市民局長
わくわくプラザについての御質問でございますが、障害児研修につきましては、大変大切なことと認識しております。現在、委託先法人におきまして、全市及び各区において専門機関の職員に講師を依頼し、基本的な障害の事例と対応についての研修を実施しております。施設別研修では、個々の児童の障害の状況が異なりますので、養護教諭から具体的な対応についての指導を受けるなど、職員の資質向上に努めております。また、現在配置されております障害児相談員を交えての情報交換等も行っております。今後につきましても、利用する児童によりよい支援を行うため、すべてのスタッフの研修の機会が確保できるよう指定管理者を指導してまいります。
次に、施設整備についてでございますが、新たに校舎外に設置をいたしました施設につきましては、川崎市福祉のまちづくり条例に基づいたバリアフリー化や多目的トイレを設置するなど、障害児に配慮した整備を行ってまいりました。また、教室等を活用している校舎内施設につきましても、スロープの設置やトイレの改修等を実施しているところでございます。今後につきましても、利用する障害児の状況に合わせた改修に努めてまいりたいと存じます。以上でございます。
織田勝久 委員
今後の対応をまたしっかりと見守らせていただきたいと思います。
③コミュニティ交通環境整備事業について
次に参ります。コミュニティ交通環境整備事業に関連してお伺いをいたしたいと思います。区の課題解決に向けた取り組みの事業メニューに、宮前区でコミュニティ交通環境整備事業がございます。ほかの委員からの質問もございましたが、もう一度確認をしたいと思います。これは一体何ですか。公共交通政策上いかなる位置づけか。さらに、これが本庁予算ではなくて、区役所費区づくり推進費に計上された理由を、それぞれまちづくり局長に伺います。
寒河江啓壹 まちづくり局長
宮前区におけるコミュニティ交通環境整備事業についての御質問でございますが、この事業につきましては、これまで行われた調査などを踏まえ、改めて地域のニーズと運行環境の整理・把握などを行った上で、地元協議会の取り組みに対しまして積極的に支援し、早い時期の運行実験につなげていくための事業と宮前区から伺っております。また、区役所が地域の課題解決に向けた取り組みに対し、地域の視点を生かした事業といたしまして、必要な予算が計上されたものでございます。
次に、公共交通政策との関係につきましては、現在、地域交通あり方検討会で検討を行っておりますコミュニティバスなどと同様のものと考えております。以上でございます。
織田勝久 委員
基本的にはしっかり進めていただきたいとは思っているんですが、やはり公共交通網全体の中の位置づけについて、もう少し細かい位置づけというものがなされてもいいのかなと思っております。ただ、いずれにしても、これはしっかりと進めていただきたいと思います。
コミュニティ交通計画調査と称してまちづくり費に約1,300万円計上されております。実は昨年度も同様の事業名で約1,250万円の予算計上がされております。来年度の事業内容について、本年度との違いがあればどういうことになるのか、まちづくり局長に伺います。
寒河江啓壹 まちづくり局長
コミュニティ交通の調査費についての御質問でございますが、平成18年度予算につきましては、現在、地元協議会におきまして運行実験に向けた取り組みが行われておりますので、条件が整った地区を対象として、2カ所の運行実験の費用及び実験結果の分析などの費用や仮称地域交通委員会の運営費につきましても計上しております。また、新たな地元協議会の設立に向けた支援といたしまして、コミュニティ交通の目的、ルート、地域の合意形成など、おおむね条件が整った地区の走行環境テストなどのための費用を計上しています。
なお、平成17年度予算につきましては、3カ所の運行実験の費用と、地域交通あり方検討会において地域特性やニーズに応じたさまざまな交通手段の選択などについての基本的な考え方を整理するための費用を計上していたものでございます。以上でございます。
織田勝久 委員
さきの第4回の定例会で、何名かの議員からコミュニティバスの地域協議会での取り組みに対する質疑がございました。その中でまちづくり局長は、今後の見通しにつきましては、交通管理者などから指摘を受けた事項の改善策について地元協議会に検討をお願いしているところでございます、との答弁がございました。その後のまちづくり局の協議会への対応と、具体的に運行実験に至るプロセスについてお伺いいたします。
寒河江啓壹 まちづくり局長
今後の進め方などについての御質問でございますが、まず、関係機関による現地立ち会い後の協議会への対応についてですが、この現地立ち会いでの課題を整理し、協議会へ検討をお願いいたしました。
宮前区の協議会への対応につきましては、地元からのさまざまな御意見がございまして、指摘事項を踏まえてルートの変更やバス停位置などの改善案の検討をお願いしているところでございます。また、麻生区の協議会への対応につきましては、地元協議会からルートやバス停位置などの変更改善案を改めて提出していただき、交通管理者、道路管理者などと安全な運行に関し協議をしているところでございます。あわせて地元協議会におきまして、民地を利用したバス停設置について地権者の了解を得るため取り組んでいただいているところでございます。
次に、運行実験に至るプロセスにつきましては、地元協議会が交通管理者などから受けた指摘事項を踏まえまして、ルート、バス停位置などの改善案を取りまとめることができるよう支援してまいります。その後、交通管理者などとの協議を整え、交通事業者を選定いたします。さらに、交通事業者が運行計画書を作成し、国土交通省に許可申請をいたしまして、事業許可を取得した後に運行実験を行うことになるものと考えております。
いずれにいたしましても、協議会と密接な連携を図りながら運行実験の実現に向けて取り組んでまいります。以上でございます。
織田勝久 委員
今最後に局長が御答弁いただきました、協議会と密接な連携を図りながら運行実験の実現に向けて取り組んでいただくというところがポイントなんだろうと思うんです。本当に来事業年度こそしっかりと実現ができるように期待をしたいし、また、しっかり汗を流していきたいと思っているんですが、地域交通あり方検討会でとりあえず取りまとめをする、一つの方向性を出すと。それで、その後仮称地域交通委員会でまた幾つかの条件整備をしていくということのようでありますけれども、現場の実情をどのように理解していただくのかということがやっぱり大切だと思うんですね。机の上で大学の先生方と御議論をしている段階ではないだろうと。公共交通網の整備をいかに実現させていくのかという知恵をぜひ皆様に出していただく。現実をまず見て、それで市民に寄り添う関係局の対応というものを本当に期待したいと思うんです。
私は宮前区ですが、麻生の方も見せていただきました。その中で高石5丁目・6丁目・4丁目と、こういう言い方は大変失礼ですが、高齢者の皆様が生活するには本当に絶望的な地域ですよね、本当に交通網が欲しいですよ。特に高石4丁目なんかを見ますと、昭和40年に市が戸建て住宅をわざわざ販売しているんですね。しかも、そのときに都市計画道路の菅早野線は昭和28年に都市計画決定されていて、ここは都市計画道路が通るからいいですよと言って販売している。そこに住んでいる人が言っているから間違いないですよね。そういう実情もあるし、また私が住んでおります有馬地区においても、これは都市計画道路じゃないですが、例えば有馬第1団地は1968年ですよ。第2団地は1970年、県営有馬団地は1971年と、もう30年、40年たとうというところです。市長がいつも言っておられるような、本当に、右肩上がりの経済成長じゃなくて、これからいかに成熟した川崎市をつくっていくかという意味での大きなポイントが私は地域の公共交通網の整備だと思っておりますし、実は市長もそこは十分理解していただいているとは思っております。本当に市民に寄り添う形での施策の、また行政計画の策定というものを強く要望しておきたいと思います。
コミュニティバスの運行につきましては、道路幅員と車両幅員が大きな所与の条件になるわけであります。今ちょっと触れさせていただきましたが、都市計画道路の整備につきましては、都市間、拠点間を結ぶといった従来の視点とあわせて、交通不便地域の解消の観点からの見直しを、平成17年度から現在作業中の都市計画道路の見直しへ反映すべきと本当に思います。まちづくり局長に伺います。
寒河江啓壹 まちづくり局長
都市計画道路の見直しについての御質問でございますが、昨年8月に川崎市都市計画審議会へ都市計画道路網のあり方を諮問しており、本格的な少子高齢社会の到来など、社会経済情勢の変化を踏まえながら、事業未着手となっている都市計画道路の廃止や変更などの見直しについて検討が行われているところでございます。この中で、都市計画道路は、都市構造の骨格を形成し、交通体系の根幹を構成する重要な都市施設であることから、公共交通の利便性向上の視点からも事業未着手となっている都市計画道路の必要性を検証する必要があるものと考えております。以上でございます。
織田勝久 委員
それなりの御答弁をいただいたと思っているんですが、先ほどちょっと指摘をさせていただいた都市計画道路菅早野線の進捗率は31%でございますね。一番肝心なところがまだ未工事の地区になっておりますので、そういう視点も重々入れて、いずれ新道路整備プログラムもできるわけでございますから、ぜひ反映させていただきたいと思います。
コミュニティバスの運行実験ルートについては、安全で円滑な運行の一刻も早い実現のため、関係局との十分な御協議を、重ねて重ねて要望してまいりたいと思います。今後の推移をしっかり見守らせていただきたいと思います。
④下水道事業費用のうち、管渠費について
次に参りますが、下水道事業費用のうち、管渠費に関連して伺います。時間がなくなりましたので1点質問させていただきますが、飲食店や料理店、食品加工工場などによる排水に含まれるラード類による下水管のつまり対策というものが実はあるんですね。平成15年、平成16年とそれぞれ委託で清掃がされていまして、2年間で約700万円ぐらいの清掃費がかかっているということであります。本年度予算でも委託料の中で緊急清掃分としての予算計上がされておりますが、基本的に建設局は排水設備の技術基準の中で阻集器――グリーストラップの設置を指導していますけれども、せっかく指導しても、新規に屋内の排水設備を設置するという場合に指導するのみで、その後の使用状況の変化や施設の転用の際については指導が難しいということであります。グリーストラップの設置とその維持清掃について今後どのように対応していくのか、建設局長に伺います。
土田勲 建設局長
グリーストラップの設置と維持管理についての御質問でございますが、汚水中の油脂類を除去することを目的として設置されるグリーストラップにつきましては、下水道への接続に際し、下水道管をつまらせるおそれがある飲食店などに対し、川崎市排水設備技術基準に基づき設置指導を行っているところでございます。また、市のホームページの中でも飲食店の方々に対しまして、この施設の設置と油脂類の定期的な清掃など、適正な維持管理をPR活動しているところでございます。しかしながら、油脂類による管渠の閉塞が見られるなどの箇所もございますので、これらの地域におきましては、グリーストラップの設置と維持管理の徹底など、指導、PR活動を積極的に進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
織田勝久 委員
終わります。
